ロザンヌ・バドゥスキー+ロジャー・ギティンズ『ジャック・ウェルチに学んだ仕事の流儀』

著者は、GEの元CEOジャック・ウェルチの補佐役として14年を過ごしたのだそうだ。上司を上手く使えだの部下を上手く使えだのといった本はよく見かけるが、「上司のマネージ・アップ(補佐)」という観点から書かれた本は初めて読んだ。訳者あとがきでも書かれているが、俺も珍しいと思う。ジャック・ウェルチに関心があるため読んでみたが、さすが天下のジャック・ウェルチの補佐役とでも言うべきか、ロザンヌ・バドゥスキーはおそろしく色々なことをやっていた。さすがに全てを参考にすることはできないが、「上司には、上司にしかできないことに集中してもらう」という発想は、非常に妥当性のあるものだと思う。