- 作者: 野村総合研究所コンサルティング・セクター
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2004/10/08
- メディア: 単行本
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- インティマシー・ロックイン
- 親しみや馴染みが増すことで離れられなくなる状態を作り出し、顧客を囲い込む戦略
- メンバーシップ・ロックイン
- 会員制やポイント制などの仕組みを活用し、「損をしたくない」「得をしたい」という心理を作り出すことで囲い込む戦略
- コンビニエンス・ロックイン
- 商品やサービスの利用のしやすさを訴求点に顧客を囲い込む戦略
- ブランド・ロックイン
- 商品やサービス、企業の「知名度」「イメージ」を高めることで、顧客を囲い込む戦略
- ラーニング・ロックイン
- どこに何があるかよく知っている店で買いたい、自分のことをよく知ってくれている店で買いたいなど、「学習」により顧客を囲い込む戦略
- コミュニティ・ロックイ
- コミュニティへの参加者を増加させることで、囲い込みをより強固にする戦略
- シリーズ・ロックイン
- 1つのラインアップで展開されている商品を揃えたい、買い続けたいという心理を活用した囲い込み戦略
チャンピオンになるよりもチャンピオンであり続けることの方が難しい、といった意味の言葉がスポーツにはあるらしい。漫画が情報源なので、あまり大きな声では言えないが、どんな商品やサービスでも多かれ少なかれそういった面はあるように思う。最初は価格や独創性でマーケットに受け入れられることができても、事業の規模が大きくなり、会社の人数も増え、社会情勢も変わり、やがて今まで通りのクオリティではサービスや商品を提供できなくなり、縮小均衡の隘路に陥る――というストーリーは、どの企業にとっても(あるいは個人にとっても)他人事ではない。