- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 単行本
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ただ、より面白かったのは、単身赴任に悲壮感を漂わせず、自然体で受け入れ、楽しんでいる話だろうか。1人も弁護士のいない稚内に単身赴任した弁護士、東京都青ヶ島村という離れ小島に教育長として単身赴任した女性、新婚ホヤホヤなのに希望して南極に単身赴任した鳶職人、といった回が特に面白かった。
とりあえず、相変わらず文章はあざといほどに巧い。重松清に関しては以前から注目していたものの、あまりまとめて読む機会は今までなかった。しかし今後は著書を少しまとめて読んでみようと思う。