池上永一『シャングリ・ラ(下)』

シャングリ・ラ 下 (角川文庫)

シャングリ・ラ 下 (角川文庫)

『SFが読みたい!』で紹介されていた本。
詳しい設定は前日のエントリーを読まれたし。
資本主義経済から炭素経済への移行という設定は極めて面白いのだが、下巻になると、だんだん物語が「しっちゃかめっちゃか」になってきた。オカルトも出てくるし、出生の秘密も出てくる。うーん、こういう風に持ってきたかー。しかし、こういうハッタリや大風呂敷を広げられる破天荒な作品というのは意外に貴重だから、これはこれでアリかもしれない。