支倉凍砂『狼と香辛料2』

狼と香辛料〈2〉 (電撃文庫)

狼と香辛料〈2〉 (電撃文庫)

狼の化身である少女(ホロ)と青年行商人(ロレンス)の道中で起こる様々な事件を、軽妙洒脱な掛け合いも散りばめつつ描く「剣も魔法もない」ファンタジー物語であり、中世ヨーロッパ的な世界での経済活動に争いの舞台を置く異色作――とのこと(Wikipediaより)。
第2巻は、1巻で儲けた金で、大暴落してしまっていることを知らずに武具を信用取引で買ってしまったために、相当な借金を抱えて首が回らなくなる――という展開。まあ一言で書くと、調子こいてたんだな。でも21世紀社会でも実際にありそうな話で、他人事ではない。それにライトノベル信用取引の解説があるとは……ライトノベルもなかなか侮れない。