名和高司『企業変革の教科書』

企業変革の教科書

企業変革の教科書

企業変革を頻度(一度に行うのか継続的か)と程度(破壊的・革命的に行うか漸進的に行うか)の2×2マトリックスで、4つのモデルとして定義。

  1. シュリンク・トゥ・グロー(S2G)
  2. セルフ・ディスラプション
  3. ポートフォリオ・オブ・イニシアチブ(POI)
  4. メビウス運動

同様に、変革のプロセスや変革者(チェンジリーダー)の条件もシンプルにモデル化。

小森哲郎『企業変革の実務』のようにプロセスを詳述するよりも、こうやってモデル化してくれた方が読み手としては理解しやすい気がする。ただし著者は、「ゆらぎ」「ずらし」「つなぎ」といった著者独特の用語で説明することが多いので(著者の他の本でも出てきます)、慣れが必要かも。