秋満吉彦『「名著」の読み方』

「名著」の読み方

「名著」の読み方

  • 作者:秋満吉彦
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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NHKで「100分de名著」という番組があるそうだが、その番組のプロデューサーが書いた本。

色々と書かれているが、難しい本は、適度に書き込みをしていくのが良いと思う。

ノートに綺麗にまとめようとしてはだめだ。綺麗にまとめられず心が折れるから。

多少汚かったりピントがずれていても良いと割り切って、適当に線を引いたり囲ったり、メモをしていくのが良いと思う。

その意味では著者が進めるABQの印というのもいいと思う。

 読み進めながら、気になった部分をどんどん線で囲んでいく。そしてそこに、「A」「B」「Q」の3つの印をつけていくというものです。
 この3つには、それぞれ違った意味合いがあります。
 まず「A」は、これは誰が見ても大事な部分だろう、学ぶべき箇所だろうと思えるところにつけます。
 それに対して「B」はもう少し微妙な感じの部分。完全に理解できるわけではないけれど、なんとなく気になる、自分に対して問いかけられている気がするというところにつけていきます。
 そして「Q」はもうほぼお手上げ、さっぱり何のことだか分からないという部分につけていきます。分からないところ全部につけていくと「Q」だらけになって収拾がつかなくなりそうな場合は、「今はよく意味が分からないけれど、大事なことが書いてありそうだし、後でもう一度読み返したい」というところに絞るのがいいでしょう。