高根正昭『創造の方法学』

なんか上手く説明しづらいのだが、いかに考え、いかに理論構築していくか、という方法論を自分なりに生み出す為の道筋を、著者の体験を通して探っていくという本である。こんなもんで、おそらくアウトラインは外していないだろう。

まあ直接的に役に立つといった類の本ではないが、「社会(科)学的にものごとを考えるとはどのようなことか」ということが、本書を読む前よりも少しだけクリアに見えるようになった気がする。サラッと読める(俺は1日で大半を読んだ)から時間もかからないし、かけた金と手間くらいの見返りはあると思う。

ただ、この著者は文章が下手くそやな〜。読点の位置がショボショボや。