田中志『仕事がデキる人のたたき台のキホン』

これはなかなか面白いな。上司と部下の対話形式を通じて、たたき台とは具体的にどんなものを指し、どんな目的で、どんな水準で、どの程度の期間で作ってきて、どう活用していけば良いのかということが非常によくわかる。

実はわたし自身、今まさに「たたき台」がデキない部下に直面していて、「もっと雑に作ってください」「細かく作りすぎ」「もっとスピーディーに」「たたき台なんだから」と言い続けているが、上手く行かなかった。本書でわたしの解像度も上がったので、もっと上手く説明できるかもしれない。いや、本書を渡す方が良いかもな。