比嘉一雄『硬い体が驚くほど気持ち良く伸びる自重ストレッチ』

昨日読んだ、なぁさん『なぁさんの1分極伸びストレッチ』と同じぐらい気に入った。

これまでのストレッチ本で紹介されていたストレッチは、そもそもストレッチの本を読んで試してもピンと来ないエクササイズが結構多かったりする。それは、わたしのカラダの柔軟性が低かったり、肥満体型なので脂肪が邪魔したり、体重を支えるほどの筋力がなかったりして、その姿勢を上手く取れなかったり、取り続けるのに余分なチカラが入って脱力できなかったりすることが多いのである。これまでは「何となくピンと来ないなぁ」と思っていただけだったが、なるほど、本書を読むと、自分がなぜこれまで読んだ多くのストレッチ本がしっくり来なかったのかがよくわかった。

本書は、自重ストレッチがテーマだが、自重ストレッチはストレッチを効かせるために気をつけねばならないことが最小限である。単にその姿勢をとれば、脱力しやすい状態が生まれ、いざ脱力すると自重のチカラでしっかりストレッチすることができるようなエクササイズが紹介されている。もちろん全部が全部、今のわたしに必要なものではないが、この発想は目からウロコである。

例えば、よくある開脚して体を前に倒すストレッチは、下半身(特に内もも)の筋肉を伸ばすために行っているものだと思うが、本書が紹介してくれた内もものストレッチは100倍イケてる。正直感動を覚えた。他にも、しっかり試すと役立ちそうなものが多い。

ぜひ試してみようと思う。