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鈴木敏夫 責任編集『スタジオジブリ物語』

【電子特別版】スタジオジブリ物語 (集英社新書)作者:鈴木敏夫集英社Amazonラピュタやナウシカ・トトロ・魔女の宅急便といった80年代の名作から最新作『君たちはどう生きるか』まで、制作秘話のようなものを書き残したドキュメンタリー調の本。鈴木敏夫が責…

平木恭一『金融業DX 改革・改善のための戦略デザイン』

改革・改善のための戦略デザイン 金融業DX作者:平木 恭一秀和システムAmazon金融業界のDXについて解説した本。業界ごとの傾向も丁寧に書かれているが、それ以上に事例が豊富。ひとつひとつはデスクトップリサーチの延長レベルなのかもしれないが、銀行、証券…

村上龍『ユーチューバー』

ユーチューバー作者:村上 龍幻冬舎Amazon『69』やその後日譚『長崎オランダ村』に登場した作家・矢崎健介が登場するが、直接的な関連性はない。村上龍は、静かだが内に秘めた衝動や熱狂と、それが爆発したときの圧倒的な迫力を描くのが巧い作家だとわたしは…

為末大『ウィニング・アローン 自己理解のパフォーマンス論』

ウィニング・アローン――自己理解のパフォーマンス論作者:為末 大プレジデント社Amazon走る哲学者だの、スポーツ界きっての理論派という触れ込みだが、良くも悪くも、この人は哲学者とか理論派という感じではないと思った。この人は、筋道立てて(すなわちロ…

中村恵二+高橋洋子『図解入門 業界研究 最新 保険業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』

図解入門業界研究 最新保険業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第5版]作者:中村 恵二,高橋 洋子秀和システムAmazon2022年の発売。先日、同じく秀和システムの証券業界の「最新」の業界本を買ったら、何と平積みされていたのに2017年発売で、くっそ不満だっ…

GVフィナンシャル研究会+平野敦之『図解即戦力 保険業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』

図解即戦力 保険業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書 [改訂2版]作者:GVフィナンシャル研究会技術評論社Amazon数ヶ月前に改訂版が出たばかりだが、よくまとまっており、わかりやすい。ネットでググったらわかる情報ばかりだという人もい…

秋山謙一郎『図解入門 業界研究 最新 証券業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』

図解入門業界研究 最新証券業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第4版]作者:秋山 謙一郎秀和システムAmazon証券業界を概観した解説書だが、一言で書くと買って損した。書店で平積みされていたのだが、最新と言いながら2017年の本で、あまりにも古すぎる。先…

土信田雅之『図解即戦力 証券業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』

図解即戦力 証券業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書技術評論社Amazon必要に迫られて購入。最新であるという点に加えて、内容もわかりやすくて見やすい。証券業界で生きている人や証券業界に詳しい人には浅すぎる内容なので、「門外漢だ…

石川尚子『ゼロから始める新規事業』

ゼロからはじめる新規事業作者:石川尚子Amazon新規事業と言っても明確なプランを立ててMVPを作ってピボットして――といった話では全然ない。とりあえず生き残るために何でもやっただけという感じ。うーん、まあまあかな。スタートアップの熱量みたいなものは…

古川武士『書く習慣 1日15分、紙に書き出すと頭と心が整理される』

書く習慣作者:いしかわゆきクロスメディア・パブリッシング(インプレス)Amazon先日読んだ『「手で書くこと」が知性を引き出す 心を整え、思考を解き放つ新習慣「ジャーナリング」入門』と同様、ジャーナリングの本。頭によぎったことをあまり深く考えず紙…

渡辺範明『国産RPGクロニクル ゲームはどう物語を描いてきたのか』

国産RPGクロニクル ゲームはどう物語を描いてきたのか作者:渡辺範明イースト・プレスAmazon元スクエニの社員が、ドラクエとFFの歴史を振り返ることで、JRPGの歴史を振り返ろうという本。冷静に考えたら、国産RPGはドラクエとFFだというのはかなり乱暴な話で…

日野田直彦『東大よりも世界に近い学校』

東大よりも世界に近い学校作者:日野田直彦TAC出版Amazon海外大の合格者をたくさん出して学校説明会でも爆発的に人気が出ている学校の学園長が書いたエッセイ兼自伝みたいな本。日本の学校は公立も私立も御三家も都心も田舎も押し並べてオワコンであるという…

吉田典生『「手で書くこと」が知性を引き出す 心を整え、思考を解き放つ新習慣「ジャーナリング」入門』

「手で書くこと」が知性を引き出す 心を整え、思考を解き放つ新習慣「ジャーナリング」入門作者:吉田典生文響社Amazon5分とか15分とかで思ったことをバーっと紙に書き出すことで、心を落ち着けたり自分を見つめたりしましょうよという本。よくある考え方とい…

『SFが読みたい!2023年版』

SFが読みたい!2023年版早川書房Amazon新作SFのブックガイド・ブックランキング本。去年や一昨年は、正直、自分が追いかけている作家以外の本は「まあまあ」という感じであまり手が伸びなかったのだが、今年は国内の1位〜5位ぜんぶ読みたい。『法治の獣』『…

『このミステリーがすごい!2023年版』

このミステリーがすごい!2023年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。最も気になったのは夕木春央という作家の書いた『方舟』かな。トロッコ問題をミステリの設定に組み込んだようなあらすじで、もうこれだけでちょっと読んでみ…

『このミステリーがすごい!2022年版』

このミステリーがすごい! 2022年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。『黒牢城』『テスカトリポカ』『機龍警察 白骨街道』『六人の嘘つきな大学生』とベスト10のうち4作も既に読んでいて(しかも最初の3作が1位〜3位)、他はど…

『このミステリーがすごい!2021年版』

このミステリーがすごい! 2021年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。最も気になったのは『法廷遊戯』かな。著者の五十嵐律人は弁護士で、デビュー作となる本作のみならず、必ず法律を主題テーマとしているそうだ。司法試験合格…

『このミステリーがすごい!2020年版』

このミステリーがすごい! 2020年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。極私的読書リストの充実のために読んでいるのだが、さてどうだろう、何かあまりピンと来るものがなかったな。『medium 霊媒探偵城塚翡翠』はランキング1位だ…

『このミステリーがすごい!2019年版』

このミステリーがすごい! 2019年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。『ベルリンは晴れているか』がやはり気になる。あらすじを読んでも「ナチスドイツ」というだけでズンとのしかかってくるような重さがある。しかしその中でラ…

『このミステリーがすごい!2018年版』

このミステリーがすごい! 2018年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。『屍人荘の殺人』『ホワイトラビット』『ミステリークロック』は読んでみたい。『機龍警察 狼眼殺手』は読了済。あと『かがみの孤城』はコミカライズ版のみ読…

『このミステリーがすごい!2017年版』

このミステリーがすごい! 2017年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。『涙香迷宮』『許されようとは思いません』『リボルバー・リリー』『罪の声』と気になる作品が多いな。『罪の声』は1984〜1985年にかけて発生したグリコ・森…

『このミステリーがすごい!2016年版』

このミステリーがすごい! 2016年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。『戦場のコックたち』『孤狼の血』は気になるので是非読んでみたい。『王とサーカス』は読了済。戦場のコックたち (創元推理文庫)作者:深緑 野分東京創元社Am…

『このミステリーがすごい!2015年版』

このミステリーがすごい! 2015年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。下村敦史のデビュー作『闇に香る嘘』は読んでおきたい。『満願』『機龍警察 未亡旅団』は読了済。闇に香る嘘 (講談社文庫)作者:下村敦史講談社Amazon満願(新…

『このミステリーがすごい!2014年版』

このミステリーがすごい! 2014年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。『ノックス・マシン』と『祈りの幕が下りる時』は読んでみたい。あと実は『教場』も読みたかったのだが、キムタクのおかげで何となくもう読みたくなくなった…

『このミステリーがすごい!2013年版』

このミステリーがすごい! 2013年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。『64(ロクヨン)』と『ソロモンの偽証』はよーく名前を聞くなあ。 あと『奇面館の殺人』、というか綾辻行人の館シリーズ全般は要チェックやと思ってる。『機…

『このミステリーがすごい!2012年版』

このミステリーがすごい! 2012年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。本書を読んで初めて気づいたのは、『開かせていただき光栄です』を『聞かせていただき光栄です』と間違えて覚えていたこと。これはもう読むしかあるまい。『…

『このミステリーがすごい!2011年版』

このミステリーがすごい! 2011年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。『悪の教典』『写楽 閉じた国の幻』『隻眼の少女』あたりはかなり気になる。あと、そうか、『マリアビートル』読んでないな。伊坂幸太郎は、初期作品はおそ…

『このミステリーがすごい!2010年版』

このミステリーがすごい! 2010年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。『新参者』『ダブル・ジョーカー』あたりは読んでみたい。『追想五断章』『秋期限定栗きんとん事件』は読了済。新参者 (講談社文庫)作者:東野 圭吾講談社Amaz…

『このミステリーがすごい!2009年版』

このミステリーがすごい! 2009年版Takarajima BooksAmazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。『ジョーカー・ゲーム』『告白』『新世界より』は有名だが未読なので読んでおきたい。『ゴールデンスランバー』は読了済。ジョーカー・ゲーム (角…

『このミステリーがすごい!2008年版』

このミステリーがすごい! 2008年版宝島社Amazon新作ミステリのブックガイド・ブックランキング本。宮部みゆきは新作を出す度にランクインしている感じで、作家単位でまとめて読みたいと改めて思った。『楽園』も書店で目にしたからなのかどうかは不明だが、…