“極私的” 年間ベスト 未来を予測するということ
今年はけっこう未来予測本を読んだ。2030年・2040年・2050年・2060年などの社会像や技術像が描かれていて、どれもわりに面白かった。年代も違うし、「未来予測」のアプローチや表現方法も異なる。しかしその中でも、鈴木貴博『日本経済 復活の書 2040年、世界一になる未来を予言する』が圧倒的に面白い。単なる未来予測ではなく、いくつかの「魔改造」を行うことで、沈みゆくしかないと思われていた日本経済が復活するという可能性について述べた本である。つまり厳密には未来予測本ではなく提言書になるのだろう。
鈴木貴博『日本経済 復活の書 2040年、世界一になる未来を予言する』
鈴木貴博『シンギュラリティの経済学 第二版』
成毛眞『2040年の未来予測』
中村尚樹『最先端の研究者に聞く 日本一わかりやすい2050の未来技術』
川口伸明『2060 未来創造の白地図 人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる』
探検家・角幡唯介の新シリーズ
角幡唯介『裸の大地 第一部 狩りと漂泊』
角幡唯介『裸の大地 第二部 犬橇事始』
ビジネス書
小野壮彦『経営×人材の超プロが教える人を選ぶ技術』
安藤広大『とにかく仕組み化 人の上に立ち続けるための思考法』
田中志『仕事がデキる人のたたき台のキホン』
小説
米澤穂信『可燃物』
三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』
シリーズぜんぶ読んだが、とりあえず最初の一冊目だけ。